喪服は冠婚葬祭に参加するにあたって、欠かすことのできないアイテムです。冠婚葬祭にふさわしいものを選ぶことが大事です。
しかし最近の傾向として、喪服の枠組みの中に納まりながらもその中でおしゃれに着まわしたいと考える女性が増えてきている点に注目です。
喪服をおしゃれに着まわしたいのであれば、押さえておくべきポイントについていくつか紹介します!
喪服をおしゃれに着こなしたければ、かっちり自分のサイズにフィットするものではなく、ゆったりめのサイズのものを選びましょう。またフォルム的に緩やかな曲線をしたデザインの喪服が、おしゃれに着こなすためにはお勧めです。
このような曲線をメインにした喪服の場合、ゆったりめにもかかわらず見た目はぴったり合っているように見えるデザインのものもあります。
それは、今後のことを考えてのためです。喪服はそう年に何度も身に着けるものではありません。コスパのことを考えると、ある程度長期間にわたって愛用したいところです。
年齢を重ねていくと、どうしてもふくよかになる人が多いです。多少ゆったり目の喪服であれば、多少体型に変化が起きたとしても引き続き着こなすこともできますよ。
ゆったり目の喪服がおすすめなのは、そのほかにも実用的な理由があります。葬式に参列すると、意外と体を動かさないといけない場合も多いです。
特に自分が遺族として弔問客をお迎えする場合には、いろいろと来てくれた人の間を回って挨拶をする必要があるでしょう。また通夜ぶるまいを出すこともあるでしょう。
このとき食べ物や飲み物などを出さないといけないこともあるはずです。忙しく動き回るのであれば、きつめの服装では動きにくいです。
その意味でもゆったりめのサイズの喪服を選んだ方がいいです。
どのような喪服を選べばいいか、体型によっても少しマッチするものが変わってきます。
華奢な人の場合
シンプルな喪服を着てしまうと、寂しさがより引き立ってしまう恐れがあります。
喪に服する中にも柔らかな雰囲気にもっていきたければ、フロントにフリルやギャザーの入っているもののほうがいいでしょう。パンツルックの場合、どうしてもシャープな印象を与えるので華奢な人には向いていません。
華奢な人がマッチする喪服を見つけるのであれば、ワンピースとジャケットのアンサンブルがピッタリでしょう。
ちょっとふくよかな人・大柄な人の場合
シンプルなデザインの喪服がお勧めです。
もともと存在感があるので、華奢な人のようにフリルやギャザーなどをつけているとうるさい感じになります。大柄な人の場合、パンツでもスカートでも問題はありません。
パンツスタイルの場合、スタイルをよく見せるために足の部分はワイドストレートのような体のラインを強調しないものを選びましょう。
大きくもなく小さくもなく、中肉中背の方の場合
ゆったりめのデザインのものを選びましょう。ワンピースを着用する場合には、Aラインのデザインを中心に探してみるといいです。
このようなアイテムを着用すると落ち着いている半面、寂しすぎない印象にできます。
女性の喪服の場合注意しなければならないのは、OLの着ているようなスーツにならないことです!
普段着よりも格式のあるような雰囲気に仕上がるかどうかをイメージして、喪服を買い求めましょう。
大人の女性が満足できるようなデザインの喪服も、いろいろと販売されています。喪服のマナーを押さえたうえでおしゃれに見せるためには、いくつかおすすめのスタイルがあります。
喪服として着用できるような気品がある半面、デザイン性も意識したテーラードジャケットは女性の間で人気が高いです。落ち着いた印象のある一方で、どことなくキュートなテイストも感じられます。
テーラードジャケットを購入するにあたって比較したいのは、Vネックです。Vネックが深いとシャープで洗練された印象になります。逆にVネックの浅いテーラードジャケットになると、柔らかな印象になります。
ネックはこのように意外と重要になるので、購入する際にはチェックしておきましょう。
襟のないジャケットを喪服として活用するのもおすすめです。襟のない喪服の場合、顔周りやデコルテをすっきり見える効果が期待できます。ノーカラージャケットは比較的シンプルなデザインのものが多いので、葬式に着ていっても違和感がありません。
襟のないことで、首をすっきり長く見せる効果もあります。首が太い・短くてそれがコンプレックスになっていれば、ノーカラージャケットの喪服を選んでみましょう。
ノーカラージャケットでは少し寂しいというのであれば、サテンリボンの切り替えをする、トリミングなどのデザインを加えてみましょう。そうすればこなれている感じを引き出し、おしゃれ感を引き立てることも可能ですよ♪
親族の葬式などの場合、子連れで参列する女性も出てくるでしょう。このような女性の間で人気なのが、前開きデザインの喪服です。前開きデザインの場合、脱ぎ着のしやすいのがポイントです。
たとえば赤ちゃんのいる女性の場合、前開きデザインであれば子供が求めた場合、すぐに授乳ができます。
前開きデザインの喪服の中には、ファスナーが見えないように工夫をしているものもあります。ファスナーが見えなければ、おしゃれさを損なうこともないでしょう。
おしゃれに喪服を着こなすためには、メイクをどうするかも重要なポイントです。喪服を着用する際のメイクは派手すぎないように心がけることが大事です。すっぴんのようなメイクを心がけることが基本ですよ!
しかしすっぴんに近いメイクにすると、肌にシミなどがあると隠し切れないかもしれません。しかしシミ隠しをしようと思ってファンデーションを集めに塗ってしまうと、どうしても葬式の場に不釣り合いです。
シミ隠しをしながらすっぴんに近いメイクにするためには、化粧下地を活用しましょう♪化粧下地をしっかり使って、肌の粗が目立たないようにして、ファンデーションは薄付きにします。
こうすれば、ナチュラルに見える一方で、肌荒れを隠すこともできます。葬式は急に参列することが多いです。いざという時のために、ベースメイクの練習をしておきましょう。
葬式に参加するにあたって、メイクはおしゃれを第一義にすべきではありません。身だしなみを意識したメイクを心がけましょう。
喪服を販売している通販サイトなどを見てみると、なかなかおしゃれなデザインのものも出てきています。せっかくだから喪服もおしゃれなテイストも取り入れてみたければ、喪服を多く取り扱っている専門の通販サイトなどにアクセスしてみましょう。
喪服をおしゃれに着こなすためには、自分の体形に合ったものを見つけることが大事です。商品そのものを見たらおしゃれで好きなものがあっても、実際に身に着けてみるとイメージと違う場合もあります。
また喪服は1回購入すれば、当面着続けたいところです。将来体型が変化することも想定して、ややゆったりめのサイズの喪服を探すことも大事なポイントです。
このようにいろいろなことを想定して、自分にとってベストの喪服を慎重に探しましょう。